肝斑は皮膚における女性ホルモン感受性と紫外線により、メラニン色素が作られることで生じます。紫外線と物理的な刺激、妊娠や経口避妊薬内服でメラノサイト(色素を作る細胞)が刺激されてメラニンを作ることで増悪します。
女性ホルモンの感受性には個体差がありますので、肝斑予防で誰でも基本的にできることは紫外線対策と刺激を避けることです。
基本的な対策
基本的な紫外線予防対策をし、スキンケアを見直した上で、さらに効果を求める場合の治療が以下となります。しかし基本の①〜③を怠った上で治療しても効果は半減してしまいますのでご注意ください。
肝斑治療
トラネキサム酸内服
メラニン色素を生成するメラノサイトの活性化因子であるプロスタグランジンやプラスミンを抑制する。
250mgカプセル:1日2cpから開始して1日4cpまで増量可
1cp | 15円 |
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ビタミンC内服
メラノサイトがメラニンを作る過程を阻害する。
メラニンに直接働きかけて分解する作用がある。
シナール錠or散剤:1日3錠or3袋
1錠or1袋 | 10円 |
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*現在入手困難であり処方できません。入荷時は院内掲示等でお知らせいたします。
高濃度ビタミンC3000mg/日(院内販売)
ビタミンE内服
血流をよくし皮膚の新陳代謝を高め、ターンオーバーを促進する。
200mgカプセル:1日2cpから開始して3cpまで
1cp | 12円 |
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ハイドロキノン外用
メラニン生成時に必要なチロシナーゼ活性を抑え、メラニン産生を抑制する作用がありますが、赤みや刺激を感じやすい成分です。
その他