手足やわきなど体の一部に限局性に多汗がみられるものと、全身性に多汗がみられるものがあります。
全身性多汗症では内科的な疾患が隠れている場合もあるので、他院にて検査が必要になることもあります。
限局性多汗症で診断基準をみたすものは治療の対象になります。
手足では塗り薬(保険適応外)やイオントフォレーシス(保険適応)、わきでは最近承認された塗り薬(保険適応)がありますので、手足わき汗等で悩んでる場合はご相談ください。
尚、当院ではボトックス局注は行っておりません。
イオントフォレーシス
手足の多汗症治療で保険適応があります。
多汗を認める手のひら、足の裏を水を入れた専用の容器に浸して直流電流を流す方法です。
電流を通電することで生じる水素イオンが汗孔を潰して、その数を減らすことで発汗を抑えます。
通電中はピリピリとした痛みが生じます。治療時間は約5〜10分です。
3ヶ月を目処に週1回から初めて、効果があれば徐々に間隔をあけていきます。
小児の方は、出力を低めにし短時間から治療可能ですが、ピリピリとした痛みが我慢できない場合は難しいこともあります。
【禁忌】次の方はお受けできません。